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ひさびさにブログを書きますが、読者さま置き去りで万年筆話をします!
当初万年筆は、 PILOTのプレラを愛用していましたが、すぐにハイクラスのものが欲しくなって 誕生日のためのお小遣いで カスタム74を購入しました。 やっぱり安心のPILOT!
金のペン先ですごく書き心地がいいのですが しかしメモ書きというか、 普段使いには向いていない…… やっぱりお高いので気軽に使えない。 (じゃあ買うなよって言わないで)
今は、手紙や書類用にしています。 ゆっくり丁寧に書いていくときに使うと幸せを感じられる。 黒インクをカートリッジで使っています。
履歴書書くときもこれで書き、内定を頂けたので 今後も大切に使っていこうと思っています。
さて、気軽にメモ書きに使える万年筆が欲しい。 じゃあプレラでいいじゃんって話なのですが、 実はプレラ、軸に小さなヒビが入ってしまったのです。 白衣の胸ポケットに入れて、 研修室であれこれするうちに 何度も何度も落としたのが原因でしょう。
プレラは、万年筆にしては ロープライスとはいえ、3000円した品。 これ以上割れちゃうと悲しいので、 あまり落とさない、家での使用に回しました。
でも私は、万年筆の書き心地にはまってしまった! 万年筆が使いたい! でも落としちゃう!そして壊しちゃう! じゃあ惜しくない値段の買えばいいじゃん!
このあたり論理的のようで 論理的でないのが万年筆愛好家の特徴です。 とりあえず理由をつけて、新たな万年筆を買おうとするのです。 スゴイ人だと「このノートに似合う万年筆を!」 って買いに出かけちゃうことも。
で、購入したのがKakuno。 以前すこしだけ紹介した、 1000円(税抜)の万年筆です。
軸はすごーく安っぽいし、 子ども向けの商品なので 色もファンシーな展開。
でもこれがよかった。 軸は見た目は安っぽい、 プラスチック感溢れるものなのですが 子どもが乱暴に扱うことを見越してなのか、 かなり丈夫なつくりです。 ガンガン落とすし、雑に扱っていますが プレラのようにヒビが入ることは いまのところ(8カ月ほど使用)ありません。 (プレラは3カ月ほどでヒビが……)
ペン先はやはり、3000円のプレラより シャリシャリ感が目立ちますが 同じ1000円万年筆である プラチナ万年筆のプレジールと比べて 書き心地が桁違い!
プレジールは安物買ったなぁ という後悔が強かったですが Kakunoはいい買い物をしたな…… という感想しか出ませんね。
ちなみにプレジールは引き出しの中で眠っています。 書きにくすぎて、つらい。 今度の引っ越しまでには捨てる、と思います。
Kakuno若干のシャリシャリ感も ずっと使っていたら研磨できたのか, かなり書き心地のよいものになってきました。 気軽にボールペン感覚で使える万年筆では ピカイチなのではないでしょうか。
って褒めるのもいまさら感があるほど、 売れた商品だそうですよ。 50万本はゆうに超えているのだとか。 安価商品だからといって肝のペン先を ケチらずに、いいものをつけたからでしょうね。
やっぱりPILOTサイコー! これからもPILOTの万年筆を 使い続けようと思いました。
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この春、万年筆好きな後輩が 研究室に入ってきましたが、 彼は海外製の万年筆の意匠に 惚れこんでいる様子。
私はやっぱり日本製の、 漢字を書くことを想定された あのペン先の細さと品質の高さに ロマンを感じていますね。
先日行った病院のおじいちゃん先生が 年季の入ったカスタム743で カルテ書いていてうっとりしました。 いつかは……いつかは私も……
せめてカスタム74が似合う人になりたいです。